大問1) 文学的文章[小説読解]
小説問題の配点は一番高く、これを攻略すれば一気に高得点につながります。
しかし、昨年度国語入試の正答率は56点。
多くの受験生が苦戦しているようです。
小説問題の特徴をおさえ、今から準備してしっかり攻略しましょう。
埼玉県の小説問題-特徴と傾向
1、とにかく文章(問題文)が長い!
ほかの県の入試問題や模擬テストに比べて、なんと1、5~2倍!(>_<)
2、心情(登場人物の気もち)/理由を聞かれる!
3、記述式解答が多い!
文量は、50字以内や30字以内。
試験時間は全体で50分ですから、小説問題に割ける時間は15分ていど。
埼玉県の受験生はたいへんです。たくさん読んでたくさん書いて、しかもそれを速くやらなければいけないわけです。
でも、解き方のコツがあります。
それを知ればあなたもきっと大丈夫!
解き方のコツ
実は、(問)にヒントがあるんです!
先ほども言ったように、埼玉県の小説問題には、
「どのように考えていますか?」「どう感じていますか」など気持ちを読み取る問題が多いです。
これを利用してはやく正確に解いてみましょう。
ポイントは、『作業をしながら文章を読む』ということです。
どのような作業かというと、、、
①「気もち」が読みとれるところに線を引きながら読む
②場面ごとに分けながら読む
これをすることで、答えを見つけるのが格段に速くなります。
特に大切なのが①です。
{登場人物の言動=「気もち」が目に見える形で表れたもの}にはマークしながら読みすすめましょう。
このように、同じ「嬉しい」でも、
Aは心から喜んでいる
Bは単純に喜んではいないことが読み取れますね。
何しろ時間は15分しかありませんから、一回の読みに集中しなければなりません。
①気もち②場面に注目しながら読みすすめ、はやく正確に解答しましょう。
たくさん読んでたくさん書かなければいけないので大変ですが、練習を重ねることで慣れていくことができます。
日頃から読書の習慣を♪
「漢字が読めませーん」や「〇〇ってなんですか?」という子がとっても多いです。
少しずつでいいので、毎日本を読むことを習慣にしましょう。
読みながら、登場人物の気もちになってみましょう。自分がこの立場だったらどうするかな?同じように考えるだろうか?など いろいろ想像しながら読んでみましょう。
読書も立派な勉強です。どんな人間でも人生は1回きり。ところが物語や小説を読むと、読んだぶんだけ、登場人物の数だけ何十人、何百人分の人生を追体験できるんですね。物語から学んだ「人生」は、自分の経験として困ったときに必ず手を差し伸べてくれます。
また、わからない漢字や表現はめんどくさがらずに辞書で調べましょう。豊かな表現力は入試に役立つのはもちろんのこと、これから先のあなたの人生もきっと豊かにしてくれますよ。