よりプラクティカルな英語力を身につける
英検が2024年度からリニューアルされることは、皆さんご存じだと思います。このリニューアルの背景と、今後どのように英語学習を進めるべきかについて、考えてみました。
英検は、学習指導要領に表される英語能力観を踏まえて出題内容を構成しています。
現行の学習指導要領では、実際のコミュニケーションを行う目的や場面、状況などに応じた英語スキルが求められていることがわかります。
-今回のリニューアルの内容-
改訂前に英検を受けることを急ぐのも良いと思います。検定類は、申し込んでから本当にヤル気が出るものですし、実力試しの一つの方法になります。
当塾の生徒さんも、早く次の級に挑戦しちゃうぞー!と、やる気満々になっています😄😄
では、来年度からの新✨英検に対応するためには、どのように学習を進めていったらいいでしょうか?
以下の4つの面から、今の英語学習に新たに取り入れられることがないか、考えてみましょう。
1、コミュニケーション能力UP
🟦ロールプレイ:さまざまな状況を想定し、実際のコミュニケーション演習をする
(レストランでの注文、空港での問い合わせ、ビジネスミーティング、病院での医師との会話など)
🟪ディスカッション:英会話教室、English Cafe、Coconara、オンライン英会話、SNS上の英語学習クラブなどを利用できる
2、思考力&判断力UP
🟨ニュース記事を読む:記事を読み、自分の意見をまとめる。それをパートナーと話し合えればなおGOOD!
3、実践的な4技能練習
🟪Reading:量重視で少しレベルを下げて行う多読と、質重視でしっかり読み解く精読を行う
🟩Writing:英日記、エッセイ、英文メールや手紙を書く
🟦Listening:英語の音楽、映画、ポッドキャスト、ラジオ英語講座、アプリなどを利用する
🟫Speaking:日常英会話練習を行う。相手探しが大変なので、ひとり英語語り、独り言がおすすめ
各スキルは個別にトレーニングするという感覚ではなく、いつでも組み合わせて行いましょう。
例)読む→言う、読む→書く/聞く→まとめる→言うなど
4、文化理解
🟥ニュースで今の出来事を知る:BBC, CNN, The Guardian などの英語メディアでのニュースを読む、または視聴する。その国の価値観や慣習を知ることができる。
例)「アメリカの独立記念日のお祭り」「イギリスのロイヤルファミリーのニュース」など
🟧英語の小説や物語を読む:短編から始め、楽しめそうであれば徐々に長編や詩に挑戦してみる。文学作品を通して、歴史や社会背景、人々の考え方や感じ方を感じ取ることができる。
例)「3匹のくま」「アリスの冒険」「アニマル・ファーム」「キャッチャー・イン・ザ・ライ」「WARRIORS」など
🟨映画やアニメで文化を楽しむ:特定のシーンや会話を深く掘り下げて考えるなら、シチュエーションごとの言葉の選び方や使い方がわかる。キャラクターの行動を通して、文化的な背景も学べる。
例)「トイ・ストーリー」「ハリー・ポッター」「ドラえもん」「プラダを着た悪魔」など
🟩英語でお料理を楽しむ:インターネットで簡単な英語のレシピを探して、料理してみる。英語圏の料理を体験しながら、食材や調理法、食事のエチケットについて学べる。
例)パンケーキ、フィッシュ&チップス、ミートパイ、スコーンやマフィン、シェパーズパイ、バーベキューリブスなど
リニューアル後の英検は、難しく思えるかもしれません。でも、私たちより実践的で実用的な英語力を身につけて、多様な場面に対応できるようになるための英語教育の進化です。明るく受け止め挑戦することで、あなた自身の可能性を広げていきましょう!