Answer the Question1 ~part1~

2016/01/10

「みすず英語塾ではどのような英語の長文読解方法を教えていますか?」という質問にお答えします!

英語の長文問題は、高校入試でも大学入試でも最も大きな割合を占めますので、なんとかして点数を上げたいところ。しかし、長文読解は英語の学習のなかでもっとも難しく、短期間で習得するのに向いていません。

そこで、part1では「私が教える長文読解法」、part2では「受験生になってから長文読解で困らないためにできること」についてお伝えします♪

~part1~ SGリーディング


私は、英語を英語のまま理解することを大切に考えており、SGリーディング(訳さないでアタマから読む/意味のまとまりごとに読む)という方法を活用しています。

単語をたくさん知っていることと、知っている単語で書かれた英語の長文(本)をさらさら読めることとは違います。

英文を読むときに、頭の中で一つ一つの単語を日本語におきかえて読むことがありますか?

または、構文に当てはめ、後ろからさかのぼって日本語訳をする、いわゆる「返り読み」をすることがありますか?

どちらの場合も、読むスピードが極端に遅くなるばかりでなく、正確な理解もあまり期待できません。日本文を読むように英文を読めるようになるには、文のアタマから単語が並んでいる順に理解していくことが必要です。

英文はセンスグループ(SG)と呼ばれる意味のまとまりを単位として組み立てられています。

たとえば、Once upon a time there was a king who could not speak.というセンテンスは、Once upon a time/there was a king/who could not speak.という3つのユニットから成り立っています。

このそれぞれの意味のまとまりがセンスグループであり、言語コミュニケーションにおける意味の伝達はSGの積み重ねによって行われていきます。このような英文の構造にしたがって、英文の語順のまま、SG単位で文頭から理解を重ねていく読み方を『SGリーディング』と呼びます。

先ほどのセンテンスをSGリーディングで読むとこうなります。

Once upon a time(昔々) there was a king(王様がいました) who could not speak.(この王は話すことができませんでした)

返り読みの癖がついている人は、このセンテンスを

「昔々、話すことができない(ところの)王様がいました」という形で理解します。

これではセンテンスの最後まで読まないと(または聞かないと)意味が成立しません。当然、センテンスが長くなるにつれて理解力が落ちていきます。私たちが頭の中に一時的に保持しておける記憶容量は、文の長さにしてせいぜい15語ていどと言われています。返り読み方式の限界は明らかです。

当塾では、

・英文の直読直解

・SGリーディング

・SGリーディングのクセをつける(コツをつかむ)ためのスラッシュリーディング

・いらない情報を()でくくる省き読み

を徹底しています。

これらは同時通訳養成の訓練の一環として活用されているもので、多読・速読のための基礎力を確実にアップさせる手法です。最終的に目ざすところは、「聞くように読める」ようになることです。

英語の語順のまま、SGごとに意味を理解していくことの必要性はリスニングの場合にも当てはまります。英文情報が音として耳に入ってくるときには、英語の語順のまま、アタマから理解していく以外に方法はないわけです。したがって、リスニング力を向上させるためにも、読解力を向上させるためにも、まずSGリーディングがスムーズにできるようにすることが必要だ!ということです。

著書の紹介

自宅ではじめる!ママのための教室経営ガイドブック: 準備から運営までこの一冊で


みすゞ英語塾

大宮駅の西側にある、英語専門の個人塾。人気・実績ともに地域ナンバー1。小学・中学・高校・大学・社会人、どんなレベルでも対応可能。英検・TOEIC・英会話なども対応可能。

【授業形態】
対面でもオンラインでも可

【定休日】
木曜日

【営業時間】
平日 10:00-21:00
土 10:00-20:00
日 10:00-19:00

【電話】
080-2259-0110

その他の関連記事