『みすゞ英語塾の先生は、最近よく子どもたちと外にいますね』
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はい、そうなんです。^^
「自由な発想でレッスンを」と思いつつも、
これまではやはり「英語は教室内で学ぶもの」
という固定概念に、縛られていたように思います。
今できる範囲内で、子どもたちにベストな環境を
と考えたら、もう「教室内にいなければならない」ということはないな、と思いました。
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子どもたちの英語クラスの大きなテーマは、「土台固め」です。
英語力の基礎、はもちろん。
人間としての土台づくり
幅広い視野をもてるように
将来ココという時に本気でがんばれるように
まわりや時代がどう変わろうと、ぶれない軸をもつために
決して子どもたちの芽を摘まない、チャンスを奪わない、一人ひとりの個性を本当に認める
そんな教育を、英語を通して行いたいと思っています。
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数を数えるのも、色々な色や形を学ぶのも、
単語を覚えるのも、英会話をするのも、
グループワークも個人プレーも、外でするだけでこんなに楽しい!
ふだん教室内では控えめな生徒さんたちも積極的になりますし、
あんなこともやってみよう!これはどうだろう?と、皆クリエイティブになります。
教室周辺は、自然豊かな地域ではありませんが
外にいるという解放感だけで、わたしも子どもたちもリフレッシュ!
とにかく気もちがいいんです!
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このような学習がストレスを発散しモチベーションを高める効果があることは、多くの研究で証明されています。
近年、屋外での学びをすすめる幼稚園やプリスクール、フリースクールが増えてきました。
風を感じ、陽を浴びながら体を動かしてのびのびと学ぶことで、学問的なスキルも効果的に高めることができます。海外でもこのタイプの学校が増えていて、子どもたちと自然とのつながりを深める教育が注目されています。
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たとえば、“Cedarsong Way”という教育プログラムでは、子どもたちがすべての時間を屋外で過ごし、自由な発想で学びの内容を自分で形作ります。一人ひとりの学習は子どもの好奇心や「なぜ?」という問いに基づいて展開され、学びの場は自然環境に根ざしています。(https://cedarsongway.org/)
“Natural Start Alliance”は、自然保育園や森の幼稚園など、自然環境での学習を中心とした教育機関をサポートし、このような教育方法がもつ利点についての認識を広める活動をしています。(https://naturalstart.org/)
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自然の中で学ぶことは、子どもたちのあらゆる感覚を刺激します。
植物の葉の感触、鳥の鳴き声、花の香りなど、感覚的な体験と共に学べば記憶に残りやすいです。
お外でどんぐりを実際に見て触って”acorn”と覚えた子は、ずっと忘れません。
自由で安心できる雰囲気は、日本の子どもたちが特に抱えやすい「間違えることへの恐れ」を少なくする効果もあると感じます。
森林浴の研究によれば、自然のなかで過ごす時間が増えると、コルチゾール(ストレス指標)のレベルが下がり、気分がよくなることが示されています。このリラックス効果は、新しい情報の吸収や記憶することへの脳の抵抗を減らします。集中力がキープできて、記憶力が良くなります♬
このようにして、英語学習がただの勉強ではなく、生活の一部と感じられるようになったらいいなと思っています。