平成28年度 入試の特色
1、問題文が長い!
ということは、、、時間配分が難しい!
特に国語。それから社会。
国語の長文問題は、内容も抽象的で難しく、[速く読む+素早く処理する]の能力が求められます。
社会は、資料やグラフの読み取り問題が増えていますので、何を聞かれているのか把握する力が必要です。
力があるのに本番で出しきれなかった受験生のほとんどが、「時間配分がうまくいかなかった~」と言っています。
時間配分の練習には時間がかかるので、今から作戦を立てておきましょう。
アドバイス
どの大問は何分で解く!というようにシミュレーションしておこう!
埼玉県の大問の出題のされ方は例年と変わりません。つまり、どれほど練習したかによって本番の結果に差がつく!ということです。1番から順に解いていく必要はありません。自分なりの時間配分と解く順番を決め、40分~50分と時間をはかって練習しておきましょう。
2、記述・論述問題が難しい!
埼玉県の受験生が一番苦労しているところがココです。。
アドバイス
「なんとなくわかった」ではなく
①わかったことを声に出す②箇条書きにする③誰かに説明する を習慣にしよう!
3、試験範囲に注意!
公立入試は、中3の3学期の最後の単元までが出題されます。学校ではまだ習っていない範囲も入ります。12月までは模試の結果もよかったのに、1月に入って急に下がった!なんて受験生もいるので要注意!
出題は、中1~中2範囲からが6~7割。残りが中3からですので、復習をしながらも中3の内容も手を抜かないようにしましょう。
4、数学がやさしくて国語がむずかしい!?
ここ数年で、教科そのものの難易度にも変化が見られるようです。
数年前まで埼玉県の数学入試はかなり難しいという認識でした。平均点が40点を下回る年もありましたが、26、27年度と平均点が上がり、昨年では48点。少しやさしくなっているようです。
逆に国語はとても難しくなっています。
26年度64点だった平均点は、昨年では56点。
やはり、埼玉県は「文章を読む」「資料を整理する」という点を意識して入試問題を作成していることがわかりますね。
◎各教科のポイント
〈国語〉 問題文が長いので、解く順番を決めておく。できる問題から解き、とにかく時間内に終わるようにする。
〈数学〉 「考えるのが苦手!」という人がいますが、それは知識の土台を固めていないからです。苦手な人ほど、基礎固めをしておきましょう。
〈社会〉 ①地理 資料やグラフを短時間で読み取り記述する力をつける。②歴史 年表整理でまとめて暗記する。③公民 用語の意味、制度ができた理由や目的を説明できるようにする。
〈理科〉 ①教科書の図表と写真をきちんと確認しておくこと。かなりの確率で教科書から出ます!②問題文が長いので、たくさんの資料から計算をする(答えを出す)材料を探す練習をしておくこと。
〈英語〉 ①リスニング 普段からCDで聞き慣れる。②英作文を練習しおくこと。書いたら先生に見せて直してもらいましょう。