私が大切に思う「こども英語教育のマインドセット」

2017/01/19

中学受験の英語の導入が本格化してきました。

埼玉県内でもすでに16校。

この辺りでは市立浦和中や、新しく中高一貫になる現・大宮西高などが有力候補です。

 2017年入試では95校が「英語(選択)入試」を実施!

個人的に、中学受験にも英語の試験があればいいのに・・・と思っていたので、この流れには大賛成です。

入学の基準に「英検必須」というのも良いと思います。

小学生の英語教育について、、

「英語に触れよう!楽しもう!」の学習から⇒科目としての「英語の勉強」へ

この移行に大きな難しさを感じています。

小さいころから英語に慣れ親しむ子は増えていますが、

見ていると、そういう子ほど10歳を過ぎて、科目としての英語の壁にぶつかることが多いようです。

英会話教室ではgreat!good job!と、いつも褒められていたのに

テストになった瞬間に、細かいスペルミスだので×をもらうからです。

8、9歳ごろから、他の子と自分をくらべて優劣を意識し始めます。

いくらご両親や私がテストの点数を重視していなくても、子どもたちは大人が思う以上に気にして、ガッカリすることがあります。

得意だったはずなのに、テストで悪い点をとった途端に

一気に自信がなくなって、「もうダメだ、英語なんて嫌いだ!」となってしまのは、とても残念なことです。

そうならないために、、

小学生には小学生に合った学習法を!

しっかりと「勉強」としての英語を意識させる必要があると思います。国語や算数を勉強するのと同じように、英語を学ぶのです。

「勉強、勉強では英語がきらいになってしまうのでは・・・」と心配される方もいるかもしれません。確かに幼少期から勉強を押し付けるのはよくありませんが、小学生になると話は変わってきます。(もちろん、無理やりではなくお子さんのペースに合わせて進めます)

テストで良い点をとることで、子どもたちに「英語ができる!」という自信が生まれます。そしてこの自信こそが、これから先ずっとつづいていく英語学習を支える土台となるのです。

私は、いつも「英語は言語!コミュニケーションのツール!」と、生徒さんたちに伝えています。

確かに英語は、カリカリと机で勉強するだけで使いこなせるものではありません。最終的な目標は「英語を話す」ことであり、テストで100点をとることと、英語を話せることはまったく別物です。

文法問題だけ解けても、英語は一生話せません・・・

でも、楽しく英語に触れよう!だけでも、正しい英語は身につかないのです・・・

どちらもまんべんなく鍛えることが、理想的な英語学習であり、それが私の目ざす英語塾の形です。

本当に難しいことで、たくさんの課題を感じますが、

まずは、子どもたちが英語に自信をもてるよう導いていきたいと思います。

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