日本人がなかなかRの発音ができない理由について
こんな話を聞きました。
欧米人は顔幅が狭くて横顔が長め
だから、口を開けただけで口の中の形状がRの発音・声帯に近い。
それに比べて日本人は顔幅が広くて横顔が短め
だから、舌が巻きずらく、Rの音が出にくい・・・
へぇ、なるほど~!
と、一瞬納得しましたが、、
ん?
でも、欧米で生まれ育った日本人の発音は完璧ですよね。
となると、発音の問題は、単に顔の形によるものではなさそうです。
先日の教育ITソリューションEXPOで、
『発音指導 ~ノンネイティブ同士のコミュニケーション~』というセミナーに参加しました。
そもそも、なぜ、日本人の英語は通じにくいのか!?
それは、日本語が、世界で最も“音の数が少ない”言語のひとつだから!
- 日本語の音の数:約70個
- 英語の音の数:約600個
音の数がもともと少ないから、間違えることも少なく、間違えたときに直すことにも慣れていないそうです。
正しい発音指導は、早く始めるにこしたことはありません。
10歳までに、音の認識は確立するといわれています。
でも、大きくなってからでも遅くはありません。
セミナーでは、みんなで「涼しいお爺さん」の発音を練習しました。
「ず」は、“z”? それとも“dz”?
「じ」は、“g”? それとも“dg”?
日本語にだって発音の違いがある!ということを知ると
R/L、V/B、THなど、英語の発音にも意欲的に取り組めそうです♪
〈レッスン中〉たとえばRとLを、まず私が発音してみせて、どこがどんな風に違うのか説明します。
生徒たちも口の中を意識した発音練習をして、自分の発音に対して耳が肥えていきます。
完璧な発音を目ざすのではなく
ネイティブが聞き取ってくれるストライクゾーン(周波数)に入ることを目ざす。
通じると楽しいな!を目ざします。
一日5分、10分の発音練習が
何年か後にはものすごい差につながっていきます。
口を楽器に♪
英語は素振り!!